「かなり異色の大人の恋愛もの。この年齢だからこその戸惑いや迷いが描かれていて、なんともほろ苦くて切ない。今後どう転がっていくのか、続きがとても楽しみ。」
「社会的に問題のある(とされがちな)タイプの恋愛の、抗いがたい愉楽にどっぷり依存的に浸る(そんなに若くない)主人公女性(40歳目前、独身)の心理を、じっくり濃密に描写する。それまでのちょっとよろめき風な(古いな)展開が4巻に入ってにわかに緊迫。男と女の絶対に埋まらないギャップをずばずば突く名言の嵐は、凡百の小説映画ドラマ舞台その他の及ぶところではない、と個人的には思います。スタイリッシュな画面はページをめくるだけで楽しい。」
「作者の快進撃が止まらない。「恋と軍艦」もおもしろい。」