選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2013一次選考作品

『リーチマン』米田達郎

  • リーチマン(2) (モーニングKC)

  • 「彼を見て、「わかる~いつかきっと俺も!」という人も、「(友人またはごく身近な人に)ああ~いるいるこういう人」という人もいるだろう、30 過ぎてからの夢追い人・米田達郎。カメラがいろいろな所に置かれているような画面構成で、見ている人をぐいぐい引き込んでいく。私小説のような、フィクションのような、不思議な気持ちになれる作品。」

    「夢を目指す主人公とそれをただ見守るだけでは無く、口も手も出す奥さんとの生活を描いた作品。とにかくアツいです。読むとこっちまでエネルギーが貰える。そんな作品。」

    「造形師をめざす主夫と働いて主夫を応援する嫁のはなし。夫婦って、こんなにいいんだ~。と、毎話毎話二人の絆がふんわり伝わってくる。ふたりの何気ない「ただいま」「おかえり」などの挨拶で毎日同じ日々の繰り返しの中、お互いのことをきちんと考え、気を遣うそしてお互いを尊重している理想の夫婦象があります。読んでてほっこり幸せになる漫画。うわ~感動する!泣ける!とかではなく、本当にじんわり温かい気持ちになるそんなマンガです。」

    「デザイン会社を辞め、プロのモデラーを目指す主夫マンガ。会社をやめた葛藤や主夫としての葛藤。そしてこのままでいいのかと。そんな夫婦愛が素敵なのです。見た目はごつい主人公米田の優しい人柄がまた共感を呼べます。1巻では、会社を辞めてからの正解の描画でしたが、2巻では震災をテーマに描かれています。あの時、なぜ行動できなかったのか。そんな思いをした人は沢山いたのでしょう。妻と結婚する時の話もいい感じですよ。お互いを包み込んでいる空気感がすごく好きです。」

▲ ページの先頭へもどる