選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2014ノミネート作品

『亜人』桜井画門

  • 亜人(3) (アフタヌーンKC)

  • 選考員コメント・1次選考

    「最近、おっかない作品が増えたと思う。訳のわからないバケモノが襲ってきたり、絶えず血が飛び散ったり、学生同士が際限なく殺しあったりと、そんな物語がウケている。この話も、それに準じた物語なんだろうと漠然と思っていたら、どうも少し違うようだ。主人公は、いきなり自分が不死の『亜人』になってしまったと気づいた少年。どうやっても死なないということで、捕獲されれば研究材料にされるしかないと逃亡を図る。・・・この先はネタバレになるので割愛するが、どうもこの主人公が、一筋縄ではいかないようだ。まだ3巻までしか刊行されておらず、物語はこれから徐々に全貌を見せていくのだろう。とにかく、一度表紙を見たら絶対に忘れないだろう、インパクトのある作品。あ、スプラッタの駄目な人にはお勧めしませんよ!(分かっていると思うけど)」

    「王道?邪道?そのどちらも含んで新しさと安定感を感じさせてくれる作品です!あえて似たジャンル問われるなら「寄生獣」以来の新しい衝撃作です。まだまだ話は始まったばかりなので、期待感が膨らむばかりです!」

    「人間に交じって生活している死なない生物【亜人】。実験サンプルとしてとして人間から追われる少年永井圭。周りは敵だらけの中、少年は一体どこに辿り着くのか?迫りくる捕獲網。【亜人】に対する残虐な実験。次々と判明する新事実。目が離せません。」

    「圧倒的面白さ!表紙のセンスの良さからまずは手に取ってしまいました。主人公の考えの変化、適応、成長。ドキドキしながら毎回読んでます。亜人という存在が今後どう明かされ、どう物語が進み、どう解決していくのか楽しみでなりません。こんな期待値高い作品に出会えた事に感謝!」

    「1巻を読み終えたら、すぐ続きを買いに行って次々に読んでしまいました。再生することに抵抗なく一回死んでしまう主人公。もし殺されても殺されても、繰り返し生き返るとしたら、当たり前の感覚なのかも...。」

    「SF。「外見は人そっくりだが正体は全く違う」モノが存在するよくあるパターンだ。王道ならではの安定したストーリー展開で、今後への期待も膨らむ。続きを読みたい。」

    「主人公が実はクズ、という比較的小さめの設定が巻を追うごとにじわじわ効いてきていて、作品の魅力を何倍にもブーストしてくれそうな予感がある。早く続きが読みたい。」

    「設定は今までのホラー系マンガにあるものに近いが、ストーリーの取り回しと黒い幽霊などの設定によって話がどのような方向に進むかわからないところにわくわくします。」

    「亜人って一体なんなのか、これからの展開が非常に楽しみ。主人公がいいヤツなのか悪いヤツなのかいまいちわからず、とりあえず性格は悪めと判断しました。」

    選考員コメント・2次選考

    「斬新な発想のエスパー(ミュータント)もの。画面描写も刺激的。サバイバルものとしても、見所あり。」

    「12巻くらいでぎゅっとまとめてくれたら名作になる予感。」

    「人に『最近面白い漫画ない?』と言われたら、しばらくはコレを進めておけばいいやと思いました。主人公の性格(性根?)が謎なところが意外とお気に入り。」

    「少しずつ解き明かされる亜人の謎。だが、その情報は、亜人の全体像を理解するには程遠い。主人公を含め、一筋縄ではいかない気配の登場人物たち。どんどん深くなっていく物語の世界。目が離せませんよ!」

    「今回の選考作品の中で、一番続きが気になりました。「亜人」というタイトルから、人類によく似た何かと人類の戦い、みたいな話を予想して読み始めたんですが、死なない人とは。」

    「インパクト大の1巻でした。3巻になっても謎だらけ。亜人って何?これからどうなるの?読んでて痛いところがいっぱいですが、とにかく面白い!!」

    「この1年、ジャケ買いは約半数が失敗です。亜人は初のジャケ買いそしての大当たりでした。まだ全然進んでないところがいい。強い黒い影が銃を構えることに言いようもないドキドキを感じます。」

    「特殊能力が発現した途端、世界が反転して、正常人のほうが異常になるという恐怖。」

    「まだまだ謎も多く、続きが気になる作品です。」

    「最初、黒い人間が序盤で出てきたとき、「あれ、霊的なものとかそんな感じでお茶濁すのかな...」とか失礼なことを考えていましたが、読み進めていくと、ちゃんとその辺りの理屈付けやストーリーへの絡み方がはっきりしていて、ほんとにこういう読者の思惑より一歩先にいってくれる作品はそれだけですばらしいと思います!はやくつづきを...」

    「おおもとの設定がすごい魅力あってイイですね。」

    「今回は、続きが気になる作品をメインに選んでみました。「死なない人」をめぐって、「ヒト」の本質が見えてくる作品だなーと。直接的なり間接的なりで、こういうのに人生狂わされたりするのっておそろしいことですね。疾走感あふれる展開でよみごたえあり。」

    「人が人型なのに人でない、生活に溶け込み日々暮らす彼らが見つかった際、人はどのような行動をとるのか。この漫画の中で人がとった行動は「正義」なのか。今後の展開に期待。」

    「「生き延びるために死ぬ」シーンのリアリズムと違和感、追いつ追われつの疾走感にゾクゾクさせられる。物語の今後がどうなるのか、誰と誰が敵対して、誰と誰が共闘するのか。そのなかで主人公はどういう立ち位置で自分と向き合い、社会のなかにに身の置きどころをつくるのか。「次はどうなるんだろう」とドキドキさせられる場面多数。」

    「新人さんでここまでの漫画を描ける素晴らしさという純粋な思いで選びました。ストーリーの設定の着眼点は今までになく、ゾクゾクっとしました。読んだ瞬間の、すげぇ漫画きた!感が半端なく面白かったです。ストーリー展開がゆっくりなのが気になりますが、じっくり味わって、楽しんで、期待して続巻を読み進んでいきたい作品。表紙のインパクトはノミネート作品の中では一番で、読む前からの期待を高めるというのもプラスですね。おすすめしたい作品。」

    「これは、また、来ましたね進撃の巨人、テラフォーマーズあたりが好きな人に大オススメな漫画怖い、けど、ひきこまれます亜人とはなんぞや!!!死んだらわかる」

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