「精神を病んで消えかけた漫画家、桜玉吉が東日本大震災をイグニッションに復活......? 復活、たぶん。2012年、2013年にコミックビームに掲載された短編を集めた短篇集。作者本人の危うさがにじみ出る虚々実々の作風は唯一無二。腰を痛めたおっさんが深夜に親子丼を食いに行く表題作「深夜便」は、ホラーとも妄想とも随筆ともつかない言いがたいなにかだが、傑作だと思った。俺たちはなんてこんなにもどうにもならないんだろう?より鬱の気配が濃いようにも感じる『漫喫漫玉日記 四コマ便』と一緒に読もう!コミックビーム!」
「ひさびさの単行本リリースが、本当にうれしかった。そして変わらぬ玉吉クオリティに感激。」
「「車道を横断するときに100円玉を2枚拾った」たったそれだけを掬い取ってこんなに面白く読ませる。復帰前後については『~四コマ便』に詳しいが、作品を定期的に読めることがとても嬉しい。」
「全くの新作のみの新刊は本当に久しぶり。何とかやっていけてるのかなー...って全然何とかやっていけてないし!!応援するしかないでしょ!!」