「もうほんと!どうなっちゃうの?!田中相先生のゆったりな絵の中に凶器が!謎もあって 何が起きちゃうのだろうというどきどきとどうしたら助かるのかと常に考えながら読み進めていく面白さ。3巻で本当に完結するのか?!早く読みたいです!」
「この世界には人にはどうにも抗えない何かがあって、触ってはいけないものがたくさんあるんだと思います。そういうものは怖いけれど、ちょっと心惹かれる。そんな昔の日本にあった仄暗さと美しさをもった世界の中で物語は進んでいきます。世界の闇のようなものに翻弄されながらも、恋愛結婚したわけではない二人が徐々に心を通い合わせてゆく。自分の意志で選択したものではなく、受け入れざるを得なかった制限を受け入れて、その中でも何とかしようと前向きに生きてゆく。その中で少しづつ絆を強めていく二人の姿がとても美しいです。」
「都会から田舎へお嫁に行った朝日が、禁断のりんごを口にしてしまったことですべてが一変してしまう。「田舎」「伝承」「祭儀」といった民俗学的なワードが好きなので読み始めたが、夫婦のありかたや思いやる気持ちを教えられ、反省やらなにやらで涙が止まらなかった。刊行ペースがゆっくりなのが残念。」