選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2014一次選考作品

『ぷらせぼくらぶ』奥田亜紀子

  • ぷらせぼくらぶ (IKKI COMIX)

  • 「読みきりで第一話を読んだ時の余韻と衝撃が忘れられず、連載が決まり単行本が発売されると知ったときはガッツポーズしたくなりました。たまらなく好きです。中学生の頃のあの小さい世界で決まってしまう身分制度の中を生きてきたことをなんだか愛おしく思わせる描写が凄いなと思いました。親友が自分が決してなることはないだろうイケてる側にいつかは行っちゃうのがさみしいなんて考えてしまう主人公に心がギュギュ-っとなります。」

    「誇張表現がリアルをえぐる、痛々しい快感にしびれました。主人公のどうしようもなさ、逃げ場のなさに負けずに最後まで読んでよかったです。アクは強いけど、オススメしたい!」

    「「スクールカースト」というテーマがメディアで語られるようになりましたが、漫画ではずっと昔から取り組まれてきたテーマ。この作品も、クラスのヒエラルヒーの「底辺」で生きる子供たちの息詰まるような毎日を、リアルに描いています。作中に登場するどの非リア充たちも愛しくてたまらない。」

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