「ふとした瞬間に年をとるのが怖くなったり、すでに年を重ねてしまったことにしょんぼりした気持ちになることがあります。でも、この作品を読むと、そんな悩みや戸惑いが案外ちっぽけなもので、年をとるのも楽しいもんだなと思えてきます。作中に登場する高齢ホステスの面々のひとことひとことは含蓄があったり、なかったりするけれど、生きてきた女の強さに満ちていて元気づけられる一冊です。」
「自分の居場所を見失っている40歳の主人公が見つけた場所は高齢の女性たちが働くBARだった...。回を重ねる毎に主人公の新の魅力が増して行きます。生きていくために、誰かのために、何が出来るのか、考えながら読んでいます。」
「有間しのぶさん、もともと好きだけど、この作品はモンキーパトロール以来の傑作に思えます。辛いことも多いけど、助けも多いってのは幸せなことなんだなあとしみじみ。小さな幸せがたくさんあって、じんわりほっこりする作品。大好きです。」