選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2015ノミネート作品

『魔法使いの嫁』ヤマザキコレ

  • 魔法使いの嫁 2 (BLADE COMICS)

  • 選考員コメント・1次選考

    「チセとエリアス、少女と人外の愛は、見ていてとても心地良い。魔法使いとして成長していくチセを、ずっと応援したくなる。」

    「ファンタジーだけど、ゆっくりとした世界観に惹かれる。
    いろんな賞を受賞しているが、まだまだ広めたい!」

    「絵の荒さは若干きになりますが、ストーリーと世界観が気に入りました。読む前はもっとTL系みたいな話なのかと思っていましたが、そうではなくじんわりとくる切ない話とか魔法使いのなんとなくきな臭いところとか、この先の展開が楽しみな作品です。」

    「「売れてるから読まなくてもいいかなあ」と思った天邪鬼ですが、絵に惹かれて手に取ったら止まらなかった!すみません、大好きです!!確かにちょっとお話が判り難いところもコマ割が気になるところもあったりして何度も読み返したりもしたけれど、でもそれら全てひっくるめて、楽しさの方が遥かに上回ります。ファンタジーって、夢を見る/読むってこういうこと!」

    「今年一番繰り返し読んだ漫画です。
    各所で話題になっていましたが、それも頷けます。
    ストーリーもイラストもど真ん中過ぎて何度読んでも飽きない作品です。
    人外と少女の立ち姿の麗しさと言ったらもう。
    魔法使いとその嫁(兼弟子)、末永く幸せであれ。」

    「魔法がある世界の存在感がすごい。世界が綿密に構築されている。今は嫁というより弟子だが、嫁という言葉の題名のインパクトは素晴らしいと思う。」

    「絵柄、世界観、この先の展開でどう化けるのか。コミックを読むまでと読んでからでは印象の違うマンガでした。弟子から夫婦へ。なぜあのタイミングで現れたのかという魔法使いとの出会い。そして、思いの外現代的なマンガでした!」

    選考員コメント・2次選考

    「チセとエリアスの二人の関係がもどかしくて、ずっと見守りたくなる。今後もこの二人が、どんな世界を私たちにみせてくれるのか、楽しみでならない。」

    「お茶目な人外はときめく!あと泣きました。素敵で、大好きです。」

    「うおぉぉぉぉ!人外じゃ?!人外様じゃ?異類婚姻譚様じゃ?!!!
    昔から大好きなジャンルだけど、この手の漫画って少ないんですよ。世界観の表現や設定に凝りすぎて難解な内容になったり、魔法の戦いに傾いたりするのに!!
    とってもバランスがよい漫画と思いました。
    あと、主役二人のほんわかする愛がいいなぁ。少女漫画とちがい恋のライバルやどろどろした三角関係は必要なし!
    たとえ種族の差があろうとも、価値観の差があろうとも相手をけなげに思いやる愛があればなんとかなる!それが異類婚姻譚の王道ぞ!世界観にとっぷり引き込まれ
    つつ、二人の恋を応援したい作品」

    「1次でも選ばせていただきましたがまほよめはやっぱり面白いです!チセとエリアスの関係がたまりません...!
    キャラクターの魅力が強く、読めば読むほどエリアスが好きになること間違いなしです!
    続きがすごく気になります...!」

    「地味に人外モノを推していた身としては、これぞ!という雰囲気を纏った良作で、イギリスや魔術など伝奇部分の緻密さから匂い立ってくる、濃密な魔の世界を想像させつつ、世界観や説明は無駄なく会話や仕草に織り込まれており、シナリオは王道を踏まえた異類婚とくれば、この手のファンにはたまらない作品であり、魔は細部に宿るものであるというのを遺憾なく表現した逸品だと思います。」

    「薦める...と言うと、ちょっと語弊があるかもしれません。いや、マンガ大賞のコンセプトは解っています。でも、薦めると言うより、私の「大好き」を見てください!という心境になる作品なんですよね。と、良い大人がこんなことを書くのもちょっと恥ずかしいのですが。いいとこどりのファンタジー。拙い部分も解り難い部分もあって、でもたぶんそれは、こどもの頃の自分が児童書を読んで夢見たいびつなファンタジーの原型と似てるのです。どこか破綻しているのに力強く、訳がわからないのに惹かれる心地よさ。それらが全て、ここに詰まっています。もう一度、小さい頃の夢を観たい方にオススメです。」

    「丁寧に描かれた世界観や設定など、個人的にツボなことが多く...とにかく好きなのです。チセとエリアスが幸せになるように見守りたい。」

    「今、友人知人に感想を一番聞いてみたいのがこちら。
    自分では大変に王道な魔法使いモノだと思っております。
    常世の理と外れつつも人と交わり、そして心の赴くままに心理を探求する。
    ああ、そんな魔法使いに私もなりたい。」

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