選考員コメント・1次選考
「この作品は面白いことはもちろんですが、単純に売れる作品以上に支える、今後のマンガ業界を支える作品になってほしいと思っています。つまりワンピース、進撃のような誰もが知っている、マンガって面白い、と大人にも、海外の人にも知ってもらえるようなすごい作品になってほしいと思っています。
そのためにもマンガ大賞を取ってほしい。話題になってほしい。話題になることで、それだけの責任を感じて、もっともっと面白い作品にしてほしい、なってほしい、そして自分はそれを応援する一人になりたいと思っています。
少年漫画の王道ともいえる少年の成長物語。なぜ少年が強くなろうとするのか、その一歩を踏み出せるのか、しっかりと丁寧に、そしてアツく語られていて、引き込まれます。そして話のテンポが早い!出し惜しみなく、展開がつぎ込まれていくストーリーにますます月曜日が待ち遠しくなります。
まさにその名の通り「個性」を持つキャラ、学校と言う舞台なだけにいろんなキャラが出てきて、仲間との描写がまた魅力です。
努力!友情!!勝利!!! これぞジャンプ!
主人公のことだけでなく、本当に成長が楽しみな作品であり、これからも読み支えていきたいです。」
「 今年、心を掴んだコミックは多々あれど、その中から、選ばなければならないというのは苦渋の選択です。
漫画の面白さは甲乙つけられるものではないと知りながらも、その中で選ぶとしたら、この1冊をお薦めします。
『僕のヒーローアカデミア』
今現実に〝夢"を素直に信じて真っ直ぐ向き合ってる人って一体何人いるんでしょうか。その〝夢"も途中でスレざるを得ない現実の歪みに涙を飲む経験をした人が何人いるでしょうか。
綺麗で空想的で非生活的で少年少女の理想のような「夢」など現実には存在しないんだ、ということを知ったのは、一体いつでしょうか。
「何故マンガを読むのか?」友人がボソっと言いました。「マンガにはここにはない"夢"があるから、それがあるから生きていけてるんだと思う」
誰にも邪魔されないキラッキラの綺麗な"夢"。
現実に悪態付きながら、無いと知っても追い求め、心に灯を灯すのは実際"綺麗事"だなんて、まったく人間とは我儘な生き物だなぁと自嘲したものです。
「〝僕アカ"読んだ後、無性に元気が出て、夜なのに走りに出ちゃいましたよ」
そういって笑ったマンガ好きのお客さんの笑顔が、私は忘れられません。
「少年マンガ」とは何か。
いや、「マンガ」とは何か。
「僕アカ」には、その答えの一つがあると思ってます。」
「「特異体質」を持つ者が多い中、「個性がない」主人公がヒーローになることを夢見る。
アメコミ風な世界で主人公が成長していく、王道な少年漫画なのに、今後の展開がすごく楽しみな作品。」
「これもヒーローと日常という一見相反する物を並べる意外性を描いてると見せかけて、読んでみると超直球の少年マンガで、読むと単純にスカッと出来るのが気持ちいい。」
「不運の作者堀越氏の渾身の力作。ようやく、王道ジャンプマンガの代表者が新たに追加された。」
選考員コメント・2次選考
「堀越先生のマンガはジャンプデビューからずっと読んでいたのですが、ついに時代が追いついた!という感じで感慨深いです。
ビジュアル的にもインパクトあるキャラがわんさか登場するわ、キメの絵の迫力もすさまじいわで、堀越先生が培ってきたスキルがすべて一方向に開放されたような、気持ちの良い少年漫画です!
次代のジャンプ看板マンガに育ってくれるよう応援してます!!」
「こんな漫画待ってた!という作品でした。
最近はあまり見なかった学園×ヒーローものという自分の好きなジャンルだったというのもありますが、個々の能力や友情、そして悪との戦い...
今後の展開からも目が離せない!
続きを楽しみにしてます!」
「くたびれた大人になった今、マンガに求めるのはやっぱり「前向きな力」とかそういうものです。」
「熱い!泣ける!またまたジャンプらしい王道漫画がまた出てきました!
(ちょっと展開がナルトっぽいかも?!)
内容も濃いので何度も読み返せます。
まだ巻数も少ないので期待が膨らむばかりです。」
「「よし、今回も面白かった!」
毎週、読んでいて思っていることです。自分にとってこの作品はただ面白いだけじゃなく、これからのマンガ界を支える作品になってほしいと思っています。なので常に面白い作品であり続けてほしいと思っています。読者として、作品に対して緊張感を持ち続けたいと思っています。
そして堀越先生は毎週僕らの期待に、いや期待以上の作品を読ませてくれています。
すごい作品ですし、すごい作品になってほしい...!
いろんな期待と、アツい思いを込めて、この作品を1位に推薦いたします!」
「一次と二次と投票させていただきます。
ヒーローアカデミア最高!」
「勇気を出して行動するのは時にとても怖いものです。
失敗するかもしれない、もしかしたら死ぬかもしれない、自分が行動してもなにも役に立たないかもしれない。人より能力の劣る主人公の頭には、自分のような凡人と同じように、色々な逃げるための言い訳が浮かびます。
でも、この主人公は絶対に逃げないのです。
迷い、恐れながらも、困っている人を想い、勇気をもって行動し、少しづつ憧れのヒーローに近づいてゆきます。
その姿は、勇気を出して行動することは誰も最初はうまくできないけれど、葛藤を乗り越えて行動するということを何度も何度も積み重ねることによって、できるようになっていくものだということを伝えようとしているように思えます。
このマンガを読んだ後は明日はもっと勇気をもって行動しようとちょっと前向きになれるような気がします。いつかヒーローになりたいなと思っている人に
是非読んでもらいたいマンガです。」
「王道ジャンプ漫画が久しく出てない中やっとキター!
これは、アニメ化ゲーム化しても問題ない!!」
「姉に面白いよと言われながらもそれを無視して週間少年ジャンプで毎週飛ばし読みしていた漫画。ごめんなさい。めっっちゃ面白かったです。ヒーローもの最高です。1巻の主人公の行動に目頭が熱くなりました。毎年面白い漫画に出会わせてくれるマンガ大賞に感謝!」
「「特異体質」を持つ者が多い中、「個性がない」主人公がヒーローになることを夢見る。
アメコミ風な世界で主人公が成長していく、王道な少年漫画なのに、今後の展開がすごく楽しみな作品。」
「普段あまり、ヒーローものを読まないのに、素直に面白いと思えた作品。
キャラクターそれぞれの造形やとにかく絵が綺麗で、ワクワク感が半端ない。
最近殺人やエロなど殺伐系の作品が乱立している中で、正統派のヒーローもので面白いと思える作品はなかなか見つけられなかったので、素直に面白いし、感動できた作品。今後の展開がとても楽しみ!!」
「王道の変化球。ジャンプの底力。さすがです。」
「まだ一巻、されどこの面白さはどうしたことか!
ずばり今後に期待賞です。」
「少年漫画が好きだ。結局少年漫画を読んでします。夢も希望もないはずのこんなおっさんになっても、やっぱり読みたいんですよ。そして、主人公よりも脇役にも目が行ってしまうんです。それにこの作品はほとんどの登場人物がヒーローかヒーロー志願者。どこのだれもがどんな脇役ですら、最後に踏ん張れるそんな可能性をずっと見せてくれる。希望則です。きっともっと面白くなるぞときたいをこめて。
だって、最後まで野崎くんと聲の形とアカデミアで俺の中ではもめたんです。その証拠に評は全作品ちゃんと書いた、、、、珍しいぞ俺。」
「ヒーローマンガが最近多いが、これぞ王道と言えるものは少ない。ジャンプイズムが集結しているこの漫画は少ない王道作品の中の一つと言えるだろう。
なんだか堅苦しいことを言っているがつまりは面白い!この一言に尽きる!
今後の展開に期待を込めてこの作品をオススメしたい。」
「タイトルからして王道なヒーロー憧れ系かと思いきや、成長葛藤系な作品。話の展開の店舗も良く、どんどん読み進めていける。続きが気になって仕方ない。」
「これぞ王道少年漫画!ヒーローものということで夢中になって読めました。主人公・出久の、ヒーローになるために必要な能力を持ち合わせなかったことからくる元々の弱さと、それでもなお絶えなかったヒーローへの強い憧れがまぶしいです。また、出久とともにヒーローを目指すメンバーや教員陣も個性的で、他のキャラクターたちの活躍も楽しみです。」
「アメコミをちゃんと日本マンガに換骨奪胎していて上手い。今後への期待を含めて。」