「巻を追うごとに設定の細やかさが光り、あの時はどうだっけ、あいつはなんて言ってたっけ...などと確認作業を何度となく繰り返しただけのことはあって、大概の質問には答えられるようになりました。これほどの読み直しにも耐えられるだけのクレバーなストーリー展開、個々の際立ちが半端ないキャラ設定、スケールのでかい世界観、すべてにおいて驚かされることばかり。しかもこれを週刊でやっているとは。なんということでしょう。かつて少年マンガ史上これほど「熱くない」主人公がいただろうか、というくらい平凡なめがねが、この先どう強者たちの中でもまれていくのかが楽しみすぎて死ねない。これほど「読まないと面白さが伝わらない」作品もないなあと。とりあえず4巻まで読んでみればいいと思う。」
「バトル物と思わず読んで欲しい。少年漫画らしい成長譚でもあります。」