「「マンガ大賞」というスケール感の作品ではないが、ほのぼの楽しめる。」
「ディープな特撮オタクである主人公が、世間体を死守しつつ趣味の道を突き進むさまがいとおしい。特撮好きって、いまの20代あたりだと絶妙に肩身が狭く、アニメとかマンガが好きな、いわゆるオタクなクラスタの中でも結構マイノリティにあたる。「特撮が好きなだけであって、別にアニメとかには全く興味はない」なんて人もいるくらいで、特撮好き=オタク=アニメも好き みたいな早合点をされるのが嫌なためオタククラスタの中でも妙な遠慮が出てしまったりと、苦労しているものらしい。このマンガには、「特撮オタクであると一般人(便宜上の表現)に思われないための逃げ方」「ファミリー向け施設に行った時の振る舞い方」など、特撮オタクあるあるが満載されている。対象が一般的な知名度のある特撮ヒーローものだけあって、「俳優の○○くんがカッコイイから見てるだけ」「親戚の子どもがおもちゃ欲しがってて...」といった絶妙で生々しいごまかし方が笑いを誘い、昨今妙に流行っているアニメオタクもののラノベやマンガとは一味違った味わいがある。がんばれ仲村さん!特撮大好きな大人のみんなで仲村さんを応援しよう!」