選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2016一次選考作品

『ボールルームへようこそ』竹内友

  • ボールルームへようこそ(8) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 「投票も今年がラストチャンス。もっと注目されてしかるべき作品です。とにかく1人でも多くの人に手にとって欲しいと思います。」

    「何度も推薦していますが、これが最後のチャンス。「社交ダンス」を一気に身近にした映画といえば、周防正行監督の『Shall we ダンス?』でしょうが、中学生、高校生を主役にして、熱血スポーツ競技としてのダンスを描いたことは、今なお革命的じゃないでしょうか。とうとう某少年誌まで連載が始まりましたし。 第8巻では、多々良とツンデレ千夏とのケンカにほぼ一冊を費やすという驚くべき展開(笑)ですが、「カップルの一体感」を追求する社交ダンスって、究極的には男女の「あるべき関係性」への問いかけにつながっているわけです。真子とのペアでは男は額、女は花だったわけですが、千夏とのペアはさらにその先がある。恋愛要素がほとんどないのに、この作品がゾクゾクするほど色っぽいのは、そういうことなんだと最近気づきました。その意味において、この作品は『Shall we ダンス?』を超えていると思います。」

    「ダンスシーンに没頭して我を忘れるほどの圧倒的描写力。主人公の葛藤と成長を軸に、激しくも自然な感情をぶつけ合う魅力的な登場人物達。
    8巻まで勢いの衰えを感じさせないストーリー。いずれをとっても至高の一作。」

    「読んでるとダンスの躍動感とか熱とか伝わってきます。主人公たたらの成長が気になるし、ライバルたちも面白い!」

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