選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2016一次選考作品

『アンゴルモア 元寇合戦記』たかぎ 七彦

  • アンゴルモア 元寇合戦記 (4) (カドカワコミックス・エース)

  • 「鎌倉時代の蒙古襲来に立ち向かう対馬の住人たちに焦点を当てて描いている。まず、何よりもこの時代を題材に選んでくれた勇気に感謝したい。戦国時代や幕末に比べると中世を扱ったマンガって少ない気がする。海音寺潮五郎に言わせると、日本史上最もひどいなんでもありの時代だそうだが、それだからこそ人間の本性が垣間見える面白い時代だとも言える。日本の中世を扱うマンガがこれからどんどん出てきてほしい。」

    「元寇を題材に戦の描き方、キャラに力を入れそうな所でも背景への力の入れ方も良い。キングダムに次ぐ漫画。」

    「非情で生々しく感じる一方で、リアリティも強く感じ独特の世界観に引きずりこまれてしまいます。このマンガにおけるチンギス・ハーンはあの人物なのか、そうだよな、とか思いを巡らせつつオリジナルの時代背景を楽しんでいます。」

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