選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2016一次選考作品

『逃げるは恥だが役に立つ』海野つなみ

  • 逃げるは恥だが役に立つ(6) (KC KISS)

  • 「「契約結婚」という一見センセーショナルな題材を、こうも論理的に淡々と描きますか!と、1巻からずーーーっと感心させられっぱなしの本作、2015年は6巻まで到達。その6巻が!まさかの恋愛展開!この作品で、この主人公ふたりの恋愛にこんなに甘い展開が訪れてドキドキさせられる日が来るとは!でも、それで単純にめでたしめでたしにならないのが、このお話の面白いところ。恋愛と生活をどう融合させていくのか、二人の関係ははたしていったいどこに着地するのかもたしかに気になりますが、結末よりも、ちょっとの違和感を逃さず突き詰めて考えていく過程がたいへん興味深いです。」

    「お互いの利害が一致して、周りには内緒の契約結婚。たんたんと話が進んでるし、結婚とは?人生とは?と考えさせられるな~、ためになるマンガだな~、とか思ってたら!急に恋愛度がアップしてきました。そうそう。ぶつかって、傷ついて、そうやって手に入れたものは尊いんだよ、平匡さん!自転車の運転と同じで転ばなきゃ乗りこなせないのが恋愛ですよね。」

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