選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2016一次選考作品

『あとかたの街』おざわゆき

  • あとかたの街(5)<完> (KCデラックス BE LOVE)

  • 「あたたかい筆致とまなざしが、戦時下の人々の暮らしと空襲の恐ろしさを生々しく描き出す。「肌ざわり」「息遣い」が伝わるリアルさ。家族、友人、隣人、どの人物にも血が通っていてステロタイプにならない。ドラマの厚みにも脱帽です。」

    「戦後70年を問う、この年だから描かれねばならない作品だった。自分が子供の頃「はだしのゲン」や松本零士の「戦場まんがシリーズ」で戦争の恐ろしさを学んだように、いまこの作品を読んで、往時を知る読者がきっといるはずだ。「語り継ぐこと」を私たちは絶やしてはいけない。」

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