「私も何度かぎゅうぎゅう詰めの終電に乗ったことがあるけれど、そうか、あれは終電ちゃんが詰め込んでたのか。でも私の乗ってた終電には、ちょっといい話もなかったし、ましてやラブロマンス的な話もなかった。終電に乗ったことのある人は「うん、うん」と頷き、乗ったことのない人は一度乗ってみたいと思う......かもしれませんが、乗らないに越したことはないですよ。」
「1巻の表紙は、いつも通勤に使っている中央線高尾行き!終電には、「終電ちゃん」という女の子の妖精(?)がいて、ときに厳しく(「オラ急げ急げ!早く乗るんだ!!」)、でもちょっと優しく、乗客に接してくれます。残業の帰りの中央線で読み始めたのも何かの縁。思わずぐっと来てしまいました。運転士にも駅員にも、終電を巡るドラマがある、ということを再認識。毎日の通勤・通学、終電間際までの残業の癒しとして、手に取ってもらいたい作品です。」