「最近、私のまわりでは失われてきている「お盆の風習」 でも、以前は確かにあってこの時期は「送ったひと」がいまここにいると 当たり前のように話していたことを思い出しました。時間の流れもこんなに早くなくって... そんな、ノスタルジックな気持ちに浸れる1冊です。」
「終わりの来ない夏休みは、誰もが一度は夢みる永遠の憧れだと思います。けれど、来るはずの終わりが来ないほうが、実はとっても怖いのです。普通の日常から始まり、少しずつ非日常へ。話はどんどん不思議に転がっていき、最後はちょっとセンチメンタルで夏の終わりに相応しい。子どものころの夏休み、アイスキャンディを片手に読みたかったです。」
「優しく不思議で、少し怖いお盆のひと夏の冒険を描いたマンガです。このマンガを読んでいるとわくわくに満ち溢れていた子供の頃の夏休みに戻ったような気分になるのですが、それは、夏休みの終わりが迫っている切なさ、長い休みにすこしだれた感じ、少し怖くも温かいお盆の雰囲気、お祭りや淡い恋といったちょっと浮かれた気分、小さな冒険といった子供の頃に感じたお盆の頃の空気感がこのマンガにはたくさん詰まっているからだと思います。できれば、お盆休みの頃にこのマンガを読んでみてください。より強く、この盆の国を追体験できると思いますよ。そして、その冒険の後には夏の終わりのようなほのかな涼しさと寂しさを感じられると思います。」