「SFだ。SFだなぁ。今年一番正統派なSFを感じられたマンガだったと思う。宇宙から謎の存在が攻めて来て迎え撃つのが人工知能(っつうか人口実在)で、それが「計算戦」っていうんだから痺れるでしょうや。しかも多田由美を彷彿とさせるようなセクシーで流麗な線で描かれる。いかす。それと作者の吾嬬竜孝さんの手によるものなのか編集部の手によるものなのかは不明だけど、単行本のコラム「鉄腕アダム科学講座」がこれまた優秀で、ものすごく趣味がいいブックガイドになってる。至れり尽くせりだと思います。あと作者、吾嬬竜孝さんはドアノブを舐める少女をフェティッシュに描く「ドアノブ少女」とかでその筋の人たちには有名だよね。彼の「膣内射精」という身も蓋もないサイトではたいへんいやらしいイラストが拝めるのでぜひ見に行こう。」