「文明開化時代のお話が個人的に大変好物...!中でもこの漫画は、主人公・美世の成長物語だけではなく、実在した長崎の女商人「大浦慶」のエピソードなどもとても興味深いです。最新刊はフランスのパリが舞台。モモさんと謎との美女の恋の行方が気になります。作者の高浜寛先生は熊本の震災で被災されたとのこと。熊本の再興をお祈り申し上げます。」
「上野で「北斎とジャポニスム」展を見た時、この作品の舞台と、時代がほぼ同じであることに気がついた。海の向こうでパリ万博が開かれたのと同じころ、日本からジャポニスムを輸出せんと奮闘する長崎の道具屋のお話。途中から舞台が日本とパリにまたがり、どんどんスケールが大きくなっています。谷口ジローを喪った今、その衣鉢を継ぐ高浜寛への期待が高まるのは当然のことでしょう。」