選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2019一次選考作品

『ドリフターズ』平野耕太

  • ドリフターズ 6 (ヤングキングコミックス)

  • 「やっときた6巻?? 1巻から読み直したけどやっぱり面白い!」

    「いつ出るのかいつ出るのかと心待ちにしていたが、結局昨年はコミックスが出ずじまい。今年、ようやく第8巻が発売された。歴史上の人物を異世界にトリップさせ、キャラクターという命を吹き込み、2つの軍勢に再構成し、禍々しいまでに盛大に両軍を戦わせる。死生観まで含めた圧倒的なスケール感。デフォルメキャラに象徴される小ネタギャグも楽しいが、あくまで本作の魅力は壮大なスケールと登場人物の(本質的な)キャラクター。アニメ化もされていますし、作品自体はご存じの方も多いでしょうが、そろそろクライマックス......? と思わせるような最新刊の読み応え。次巻への期待も込めて。」

    「新刊を待ちわびて待ちわびて、やっと会えたねの『ドリフターズ』。もはやだれが主人公なのかもよくわからなくなりながら読み進めているけど、巻を追うごとに、チャーミングさが増していく島津豊久。でも、土方歳三も捨てがたく、貴様らどういうつもりだ! と地団駄踏みながら、次の巻を待っています。せめて、せめて年に1冊は......と、もはや祈るのみ。史実を知ってるからこそ楽しめるキャラもあれば、史実をよく知らないから、こうなったら次の巻が出るまでは史実のほうを追いかけるかとかきたてられるキャラもいて、どうにもたまらない。歴史好きの友達にプレゼンとして、同じ沼にようこそ! したい一冊。」

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