「「漫画は自伝をやってしまうともうそれ以上は面白いものが作れなくなる。」というのを昔漫画編集者に聞いたことがある。漫画家の人生はどれもこれもが最高に面白く、描いてしまうと全てがさらけ出されてしまう、というのだ。この『岡崎に捧ぐ』は自伝的作品でありながら、まるでフィクションのようにドラマティックで、かつ『ちびまる子ちゃん』から続く伝統的なノスタルジーの世界を今に再現している。この作品がそれに留まらないのは彼女の全盛期ともいえる学生時代から一転、なかなかうまくいかない青年期、そしてその果てにある岡崎さんを通して見えた漫画家への道のりだ。面白おかしく少しせつない山本さほワールドにようこそ。」
「4巻から予感はあったけど...。最終巻の怒涛の展開で青春モヤモヤマンガの金字塔に!もちろんその要素はこのマンガの魅力の一部分でしかないですが。爆死しながら泣かされろ!」
「ちょっと変わった女の子2人の実話エッセイコミック。なんだかわけもなくじいいんと泣ける。この自由さ、楽しさ、切なさ、寂しさ。ふたりだけの、ふたりだけにしか理解できない幸せな世界。最後まで読むと本当にぐっときます。」