「戦争直後のアメリカでは、共産主義者の廃絶運動が起きていた。中でも、映画界に対してこそ、その強烈なレッドパージの波は押し寄せていたのだが、その赤狩りに抗する態度が生み出した名作が、かの、「ローマの休日」だった...!圧倒的な事実調査が下敷きにされていることが画面からひしひしと感じられるこの作品の最大の特徴は、コマの一つ一つにあふれるオヤジたち。どのページをめくっても、ひしめくオヤジ、オヤジ、オヤジ。そのオヤジは一人一人がとてつもなく立派で存在感があり、情けない様をさらすオヤジでさえも、自分の人生を引き受けて、最高の表情をしているのです。超骨太本格ドラマ。」