「最初は超斬新な切り口の異世界お仕事マンガだと思ってました。いや、それはそうなんだけど、巻を進めるごとに、ファンタジー世界を支えるいろいろな職業の人のトラブルと苦悩(だいたい笑える)、異様に細かい設定と端役まで魅力あるキャラクターたちの小気味のいいやりとりを通じて、圧倒的な奥行きが描かれていきます。お仕事というよりもはや社会。知れば知るほどおもしく読めるマンガです。」
「「中世実在職業解説本 十三世紀のハローワーク」のグレゴリウス山田。「教会によるセーブ」があるぐらいのゲーム的なゆるい(はずの)「剣と魔法」の世界に、広範な(そして邪悪な)中世知識をブチ込んで強烈に味付けした独特の世界が楽しめる。そうか...モンスターにも狩猟権があるのか...的な。ごちゃごちゃした書き込みは西川魯介の系譜な気もする。」