「「シャドー一族」を名乗る、顔のないな貴族たちと、世話係である「生き人形」たちの不思議な関係。そして、彼らをめぐる秘密を描いた、ミステリアスな物語です。お話の序盤は、主人公である生き人形の少女「エミリコ」と、主であるシャドー一族の少女「ケイト」の謎めいていながらどこか微笑ましい日常をゆっくり描いていきますが、そのそこかしこに、何か大きな謎の断片が顔を見せます。その断片が少しずつ集まって、恐ろしく悍ましい物語の輪郭を作っていく過程がページをめくる指を休ませてくれません。」
「またしても独創的な世界観。斬新な設定と底知れぬ恐怖感のバランスが素晴らしい。一見して「かわいい漫画」なのだけれど、それだけではなく、ファンタジーでありながら「誰かの目」を気にして生きないといけないというリアルさと背中合わせで、背筋に冷たいものが走る。まだ読んでいて謎な部分が多いけれど、つづきが気になる展開になってきた。」
「あらすじを書くとそれだけでネタバレしそうなので何とも言えませんが、内容を知らない方は知らないまま読むことをおすすめします。私も前知識なく読み始め、お嬢様とメイドのヘンテコ日常系にはそんなに興味がないんだけど...と思いつつ、気が付けば最新話までがっつり読んでいました。序盤と最近の展開のギャップがすごい作品です。」