選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2021一次選考作品

『青野くんに触りたいから死にたい』椎名うみ

  • 「ははーん、こりゃあ奇をてらったラブコメだな?と思っていたが全く違った。初めはゲラゲラ笑いながらほっこり読んでいたのに、段々と息がつまり胸が苦しくなっていった。この世界の違和感が少しずつ忍び寄り、心を蝕んでいく。恐ろしくて堪らないのに物語に惹き込まれる。突然訪れるユーモアで緩急をつけられ、またもやゲラゲラ笑ってしまう。もう感情の落とし所がわからない。好きなのに怖い。怖いけど好きだ。好きだ~~。」

    「女子高生と幽霊となった彼氏青野君の切ない愛しいラブストーリーです。これからどんどん伏線が回収されていく展開で、知りたいけど知りたくない!何故なら読むとあまりに切ないから、、、。それでも2人を応援したくなる、とにかく愛しい作品です!一度読み始めたらギュッと心を掴まれる、ひと時、周りの音が聞こえなくなるような名シーンの数々を是非見てください。」

    「まるで『りぼん』を読んでいるかのようなピュアな恋に涙し、ホラーシーンでは次のページをめくるのが本当に恐くて震えてしまう。一作でこんなに色んな感情を揺さぶられる作品は初めてです。盲目的に恋する少女だった優里が、試練を経て人間的に大きく成長していく姿も感動的。男女問わずおすすめしたいマンガです。」

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