「この人ホント、フィクションとしての生々しさがリアルだな、と思います。前作の不倫にしても、今作の元カレ精子バンク扱いにしても、友人の話として聞かない事も無い、有り得なくも無いけど普通無いよね、という感じ。面白いけど、他者に薦めたいかと言われると気が引けるので、大勢の人に是非自力で手に取って貰いたいです。」
「前作のあげくの果てのカノンもサイコヒロインが輝いていたが、今回もサイコカップルが輝いてる。子種だけ寄越せというヒロインと、元カノをもはや神格化している主人公のやり取りがちょっぴりセクシーで尚且ついろいろ破綻していてとても続きが気になります!」
「なんて面白いマンガなんだ......。あくまで自分の観点でしかないけれど、この作品のネームの感じから推測するに、作者は自分の中の暗闇に触れたことがあるんじゃないでしょうか......。それこそ自分が鬱の経験を経たことで知った感情が言語化されていたりで、ムチャクチャしんどいし涙が溢れるけれど、それだけリアルな心理描写がされていることに感服しています。バカっぽい設定が作品の重さをフォローしているけれど、自分的には近年読んだマンガで一番重たい言葉がズシンズシンきます。」