「1巻で丁寧に描かれたゆりあ先生の幼少期からの人となり。その伏線が最近の展開で見事に花開いていて、今まさに読み時。父に影響を受けて『カッコ悪い生き方はしたくない』と言いきっていたオトコ前なゆりあ先生が、親子ほど年の離れた相手との恋におぼれていく姿は、客観的に見れば『カッコ悪い』。でもそうなるまでの過程をずっと見届けていた読者は誰も彼女を責められないし、応援せざるを得なくなる。人間らしさそのものを描く入江先生の筆力、さすがです。」
「気づけばもう連載開始から2年経っているがあっという間だったし、今の展開が一番熱いと思う。ゆりあさんの恋の進展に心臓がぎゅーーっとなってちぎれそう......。こうなるといいな、でもならないんだろうな......と思ってたら、なった!といううれしい誤算。でもきっとこの後はそんなこちらの予想をまた裏切ってくれそうでそれも楽しみです。一貫して、『子ども』というものが『守るべき存在』として描かれていて、入江さんのやさしいまなざしが感じられるのも素敵です。」