「叔母(高代槙生)と姪(田汲朝)の不思議な共同生活もなんとなく軌道に乗ってきて、ここ最近は周辺の人たちのエピソードが多め。7巻は、槙生の元カレ・笠町信吾が男社会から逃げた結果、やっと「人間」になれて余裕が出てきたという話。8巻は、楢えみりは同性と付き合っているんだけど、そのことを親友である朝に言えていなくて悩んでいる話。微妙な感情をうまくすくい取っており読後の充実感がハンパない。」
「最初、女子高生の「朝」は実に普通な子で、叔母の「槙生」が大変偏屈な人に見えていたのですが、だんだんと「朝」に色がついてきました。実はこの「朝」の成長物語でもあったのだと気づいて続きがより楽しみになってきました。」