選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2022一次選考作品

『スキップとローファー』高松美咲

  • 「祝アニメ化決定!ということもありますが、アニメ化を通してでも、読者がさらに増えるといいなと思いつつもオススメ。右も左も分からない主人公が、友達を作り、まっすぐに青春していてとても微笑ましい。周りの友達もとてもいい子。リアル感もあって高校生活が懐かしくなる。物語は2年生編に。主人公がどう周りに影響を与え、そして主人公もどう影響を受けて成長していくのか、じっくり読みたい作品です。」

    「登場人物たちのほんのりした優しい気持ちが心地いい作品です。」

    「周囲の思惑なんてなんのその、マイペースで天然のびのびさんだった主人公・みつみちゃんと、全方位的に人気の好青年・志摩くんは恋仲になるやならざるや。ほの甘い空気漂いつつも、単なる友達で終わってしまうのかそれとも......。二人の仲も気になるけど、周囲の男子女子の動向もあったりなかったり、恋愛より同性の友達と遊んでるほうが楽しい瞬間、でも、気になる異性が現れてしまう瞬間もあって......と、青春!な一冊。」

    「登場人物たちがゆっくり成長していくのを愛でていたけれど、急にみんなが大人びてきたような。悩んで立ち止まったり、周りの人々から影響を受けて一歩進んだり、小さな出来事が誰かの心を大きく動かすことってあるなと思う。優しくて懐かしいあの頃を思い出せる作品。刊行ペースからいくと今年がラスト投票!推します!」

    「思春期の暗い部分も明るい部分も丁寧に描かれ、今やクラスメイトの一員になったような気持ち。個人的に毎回ぐっとくるのは、おばのナオちゃんのエピソード。思春期の辛さを知っている大人の目線があることで、幅広い読者が楽しめる作品になっていると思います。」

    「思春期の少年少女の心理を丁寧に描いていて、それがそれぞれに、たとえば美人とは言い難い少女はそのままでチャーミングなのがとても良い。」

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