「恋愛偏差値という言葉がある。この作品、恋愛偏差値低めの市川と山田の恋愛模様に目が行きがちだが、市川姉の視点がかなり秀逸。やはり恋愛偏差値が低そうで、家でダラダラして、弟の恋愛模様を覗き見して一喜一憂する市川姉。それって読者としての自分の視点ではないか!と愕然とする...。これはもう読み続けるしかない。」
「中二病真っ盛り(笑)で陰キャの市川京太郎が、美人でスタイルよくてクラスの人気者でモデルやってて、、、という山田杏奈と、図書室でふと一緒になったことから徐々に距離が近くなるというお話。ありきたり、ありきたりだよ。でも、このもどかしくも懐かしい距離感は、心が温かくなります。ちょっと抜けてるけどリアクションがとにかくかわいい山田さんに、市川はどんどん惹かれていって、、、続きはぜひ読んでみて下さい!」
「ヒロインが主人公をこれだけ好いてくれるというのは、このタイプの物語を推進するのに必要な『大きなウソ』だとしても、誰かを好きになる/誰かに好かれることで成長していく少年の内面は実に真面目に描かれていて、そこには『大事な真実』がある。いやーそれにしてもこの甘酸っぱさには身もだえさせられる!6巻ラストであんなことになって普通なら話が終わりそうなとこだけど、このあといったいどんな展開が?」
「すっかりハマって新刊を楽しみにしている一つ。のりおくん、スピンオフで2人の20年後などで描かれたら、絶対絶対素敵な男になっていそうだー不器用とピュアが止まらなくて、愛おしい2人が好きだ!」