選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2023一次選考作品

『イマジナリー』幾花にいろ

  • 「この作品を読んでいるとずっとにこにこしてしまう。メインの二人は同い年の幼なじみ。恋仲ではないが、全く何もないわけではなく......といった微妙な距離感の二人と、その友人たちとのわちゃわちゃした日々を描いている。その中にタイトル通り空想も織り交ぜられた会話も加わり、ありきたりな日常が描かれているはずなのに読んでいて飽きないのだ。そういえば学生時代の仲のいい友人たちとの会話ってこんなんだったかもなぁなんて考えたり、男どもの葛藤に心の中で首が取れるほど頷く部分があったり......個人的にはかなりおすすめの作品。登場人物皆魅力的だが、会話が方言で描かれているのも素晴らしい。」

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