「この世界観非常に面白いですね。フランケンシュタインを元にしたことから生まれたキャラクター。いつものゆるい感じと緊迫するシーンと藤田 和日郎が好きなら安心して読めます!」
「不気味な怪物の登場する黒漫画。世間を敵視する不気味な雰囲気は、初期の鬼太郎もの(墓場の鬼太郎)やベルセルクの使徒を彷彿とさせる。今後の発展が期待される作品である。」
「暗殺者の身体に村娘の首。自分が何者か知らぬ怪物、エルシィ。自らの内に怪物が棲むという小説家、メアリー・シェリー。さながらフランケンシュタインと〈怪物〉のような二人が紡ぐ、ビクトリア朝が舞台の伝奇アクション或いはゴシックホラー。ヒロインはポニテで可愛いよ!」
「藤田和日郎先生最新刊と言われたら手に取らない理由がないのです。ましてや黒博物館シリーズ待望の新シリーズとなったらもう期待しかないのです。先生の描く女性はいつだって強かった。一見たおやかでおしとやかそうに見えても皆必ず揺るぎない芯がある。私は藤田和日郎先生の女性の描き方が昔から大好きでした。本作はそんな『女性』が主人公であり作品の大きなテーマでもある。いろんなことが不確かで曖昧で、不安になることばかりのこの現代で、苦境に毅然と立ち向かっていく女性の様を見るのはなんと勇気が貰えるものなのだろうと思いました。やっぱり藤田和日郎先生はすごい。すごいです。」