選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2023一次選考作品

『ハガネとわかば』キザキ、渡辺こよ

  • 「サイボーグ・義体化技術が普及した世界で暮らす夫婦の日常を描いた作品。今までサイバーパンク的な世界は攻殻機動隊からの流れでディストピア・暴力・電子ドラッグ!的な殺伐としたアクションがメインの潮流で、稀に『サイバネ飯』のような変化球もあるにはあるが、どうしても陰惨な話に偏りがち。そんなサイバネ社会の中で穏やかに暮らすラブラブな新婚夫婦にフォーカスするという作品は非常に目新しいのではなかろうかと。それなりに物騒な世界であることも提示されているもののサイバーパンクは末期哀れが状態化してるジャンル内で一服の清涼剤たりえる作品。」

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