選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2023一次選考作品

『ポッケの旅支度』イシデ電

  • 「ネコを飼い始めてネコが身近に感じられるようになった。それにともなってネコマンガとの距離感も変化したように思う。飼う前はネコがいかにかわいいかが重要だったのが、飼った後は、飼い主がどう考えているかに目が行くようになった。余命いくばくもないネコをどのように看取るか。看取った後にどのように飼い主は振る舞うのか。そんな点にばかり目が行くようになった。このマンガはそんな自分の変化を気づかせてくれた貴重な一冊。」

    「イシデ電先生の愛猫ポッケとの出会いに少し触れ、彼の老いと闘病、旅立ちとお見送りを描いた作品。家族と別れるまでの気持ちが丁寧に描かれていました。何よりも、老いて衰えるまでの愛猫ポッケのすべての絵がどれだけ彼が愛されていたのかを伝えるに十分な力がこもっていて心をうたれました。」

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