選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2023一次選考作品

『みやこまちクロニクル』ちほちほ

  • 「岩手県宮古市に暮らす作者の日々の生活を淡々と描く。淡々を絵に描いた?ような抑えた筆致なのだが、その日常は苛烈だ。東日本大震災で我が町を襲う津波の衝撃、自身の病気、肉親の介護、商業WEB誌での初連載...。その波に翻弄されながらも、作者は目の前の現実から目をそらすことは無い。ここまで来たら、作者自身の今際の際まで描き続けて欲しい。そういう作家として名を残すのではないか、と思う。」

    「『リアル』なことだけ描いている。何の飾りも演出も施さず。それゆえに、とても怖い。それなのに、とても怖い。現在の自分にとっての『リアル』とは、こういうことなんだなと思わされた。」

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