選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2024一次選考作品

『いつか死ぬなら絵を売ってから』ぱらり

  • 「一時期、いわゆる『アート』の業界の本当に末端に関わらせていただいたことがあり、そのポジションの短い期間でさえ何度も日本でアートを一般的なものにすることの難しさを考えさせられたし、金銭に変えていく難しさも目の当たりにしたので、とても面白いテーマだと思いながら読んでいます。」

    「端的に言えば、養護施設で育った人生に悲観的な主人公の絵の才を見出し、パトロンが着くというサクセスストーリーなのですが、その中で主人公のお金に対する意識が変わっていくこと、落書きだと思っていた自分の絵の価値を半信半疑ながら飲み込み、作品を作ることへの気持ち良さに気付く。自身の過去に対するリベンジとでも思わせるような、主人公の感情の動きが良かったです。」

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