選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2024一次選考作品

『めくり、めぐる』中陸なか

  • 「思春期の親に対する素直になれない感情の揺れが、これでもかと描写されていて、その頑なさがほどけていく過程をしっかり時間をつかって見せてくれます。それだけで終わるかと思ったら、その先の展開まできれいに、上下巻で美しくまとまった構成がすばらしい。短編集や、少ない巻数できれいに終わり、それでいて豊かな読後感を与えてくれる作品に出会ったときの感動は特別です。他にも候補になった短編漫画と迷いましたが、瑞々しい感動をくれたことへの感謝と、今後の期待を込めて。」

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