選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2025一次選考作品

『詩歌川百景』吉田秋生

  • 「田舎とはいえ温泉のある観光地のため閉鎖的過ぎず、保守的な人はいても基本的には皆優しい地域社会の姿は昔の日本映画を見ているような気分になる。様々な年齢層の登場人物たちのそれぞれの立場の心象が描かれているので、誰かしら自分を重ねられる人がいるのではないかと思う。実在感が際立っており、他人事とは思えず、詩歌川とそこに住む人達がどうなっていくのか、ずっと見守っていたくなる。隣人がどんな人かも分からない都市暮らしのため、真逆に近い物語世界が気になるのかも。」

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