選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2025一次選考作品

『奥田の細道』相葉キョウコ

  • 「小説家と編集という、読者が普段知ることのできない出版業界の内部を題材にした意欲作。刺激的な回想シーンで始まり、その後も漂い続ける不穏な空気感、対照的な2人の編集や才能あふれる小説家の登場に、今後小説家志望の主人公の身に起こる数々の受難が予想され、続きが気になる。漫画家と編集ではなく、あえて小説家と編集を題材にしていることも興味を惹かれる。作者の祖父が小説家であったということも公表されており、そのご経験やご知見に根ざした話なども今後どこかで見られるのであろうか。」

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