選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2025一次選考作品

『おぼろとまち』石ト悠良

  • 「個人的に2024年に始まった中で最も楽しんでいる作品。かなり強引に表現するなら『JK(おぼろ)とJK(まち)日常系マンガ』と言えそうなのだが、今までの『日常系』という概念がすべて『平成レトロ』と札を貼られそうなぶっ飛んだ日常が繰り広げられる。これが令和の日常...ッッッそもそも『日常系』というジャンルでこの作品を捉えようとすること自体がナンセンスであり、高校生の日常はこういうハチャメチャがあったのではという錯覚すら覚える。そういえばこんなかんじだったわ(ちがう)1話の『学歴マウントで憤死』とか『怒りをぶつけるのは疲れる』とか、なるほど言語化するとそうなるのねと思うワードセンス。人の顔を覚えるのが苦手な私にとってキャラクターの髪型が変わるのは結構困ったりもするのだけど圧ッ倒ッ的な個性があれば髪型変わっても容易に識別できる、っていう新鮮な発見。今後も冴えわたるおぼろの倒置といざとなったら叩き込む準備ができているまちニーに期待。」

▲ ページの先頭へもどる