選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2025一次選考作品

『空賊ハックと蒸気の姫』井上智徳

  • 「タイトルのまんま、スチームパンク+ラピュタ、その他いろいろごちゃ混ざってワクワク、ドキドキさせる。こういう冒険譚はいまどきとても貴重だ。現実世界がフィクションよりも過激になってしまった2025年にあって、けちくさいリアリズムとは違う昔ながらの『マンガ』の役目、マンガという表現しか果たせない役割を作者は強く意識しているのだと思う。それは尊い営為だ。まだ1巻だけだが、応援したいので1票入れます。作者特有の元気で明るく、めげず、あきらめないキャラクターたちがこれからどんな活劇を見せてくれるのか楽しみ。ありそうでいていまどき実は少ない、なかなか描けないマンガ。いつかフルカラーの大判コミックで読みたい。」

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