「天野先生の描く、あの大好きな優しい世界にまた行ける。そう連載開始時に思いました。あかさんを取り巻くちょっと不思議で素敵な出来事を見ていると、不思議と日常に転がっているちょっとしたことに目を向けられ、優しい気持ちになることができます。天野先生の完結作であるAQUAやARIAの世界との接続も面白く、これらの世界の成り立ちを知ることができるかもしれないという視点でも楽しめる作品。4巻では一つの大きな節目を迎えますが、20話終盤の画角を固定した時間経過と、それに伴う切なさの描写が秀逸で、最後まで涙が止まりませんでした。読んでいると、時間がゆっくりと流れるような、そんな"すてきんぐ"な作品。」