「ノンバイナリー女子を描く強い意志を感じました。」
「陰キャの佐々田ちゃん、陽キャのゆーきちゃん(高橋優希)がまず出てくるので、陰キャ対陽キャの話かと言えばそうではなく、かといって、陰キャと陽キャが理解し合う単純な話でもなく、丁寧な描写が魅力的な高校生マンガです。高校が舞台のマンガといえば、今回は『RIOT』や『ふつうの軽音部』など他にも印象的なものがありとても悩んだのですが、佐々田ちゃんが自宅に友達を招いて催す『「お茶会』で出てくる料理が大変魅力的だったのがこのマンガを選んだ決め手の1つだったりもします。」
「個性的な『友達』の存在を通じて描かれる、主人公・佐々田の視点は独特で繊細な色合いに感じ、優しい気持ちにも胸が締められる気持ちにもなる。もう戻ることがない、会うことはないけど、その時確かに向き合っていた『友達』との時間の記憶を手繰って、良いものだったのかもなと思いながらページをめくりました。」