「まだたった1巻とは思えない程の読み応えあるファンタジー。神から与えられた超能力、ルアを持つ者と持たざる者。持たざる者はヤグーと呼ばれ差別を受ける世界。舞台は世界中の王族・為政者の子供たちが通う学園。言語学の天才・チェスカとヤグーの王子シキが出会い、ある日をきっかけとして世界のルールが覆るのがこの物語の始まりです。この学園では生徒会メンバーは最も高貴な身分の生徒から選出され、彼らが新たな校則を決める会議は『王族会議』と呼ばれ、1巻は主にこの会議でのやり取りが描かれます。言葉も慣習も、それぞれの思惑も異なる登場人物たちの探り合うようなやり取りにわくわくします。良いところで次巻への引きとなっているので続きをとても楽しみにしています。」