選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2025一次選考作品

『ハヴィラ戦記』みのすけ、町健次郎、西村奈美子

  • 「人間が管理する保護区で、絶滅を防ぐために交配する"つがい"を決められている小さな人型の『蝶人」』を題材にした作品で、設定が新しい。優しい雰囲気の表紙からは全く想像できない、残酷な世界観の中で本当の自由や愛を求めて必死に生き、葛藤する蝶人たちの姿には思わず感情移入させられる。とりわけ、"つがい"という人間が決めたシステムの中で、自らのつがいであるマイへの想いを押し付けることなく、マイの幸せを願う主人公忍野の想いには心が締め付けられた。」

    「ヤンジャン連載で今楽しみにしている作品のひとつ。人間から保護される存在からの脱却を目指す蝶人(ハヴィラッチュ)たちの姿を描く。素朴で可愛らしい絵柄と、『つがい』として管理される男女、一筋縄ではいかない集団間の争いなど、ハードな世界観のギャップに魅力を感じます。」

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