「8月31日をループする2人の男女の主人公。何か夏休みにやり残した未練があり繰り返している・・。そんなどこにでもありそうなストーリーですが、この繰り返していくうちに、2人の関係がぐっと深まったり、縮まったり、離れたり、遠ざかったり。もどかしさを感じますが、構成とコマ割りとユーモラスとシリアスが絶妙。この巻数になってどんどんはまってる自分がいます。巻数的には今年が最後のチャンスということでおすすめします!」
「終わらない夏、繰り返される日常。たわいも無い二人のやり取りが良い。長い夏の終わりが気になります。」
「夏休みの最後の1日、8月31日をタイムループによって繰り返す羽目になった1組の高校生男女が、その1日を恋愛シミュレーションゲームのように『やり直す』ことによってだんだん距離を縮めていく。じれったいような、とぼけていて、でもドキドキするすれ違いが読みどころ。主人公男子の超がつく鈍感ぶり、かつ自意識過剰とそれゆえ女子に見せてしまう挙動不審がほほ笑ましい(ややキモいが・笑)。でも『わかる』と心中うなずく読者は多かろう。同じ構図のコマの繰り返しを多用するミニマルな演出も、2人の気持ちのわずかな変化や揺らぎをうまくすくい上げて効果的。モーニング連載、既刊6巻。中盤は脱線もあったが最新巻は急展開で、いまいちばん先が気になる局面です。」