選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2025一次選考作品

『平和の国の島崎へ』瀬下猛、濱田轟天

  • 「幼い頃中東に拉致され戦闘訓練を受け、中年となり帰国した主人公島崎は、しかし言葉の壁、文化の壁、そして染みついた戦闘訓練によりなじめないながらも日本になじみつつあり、しかし死の影に慄きつつ戦いから逃れられないという葛藤と矛盾が随所に感じられます。今の時代だからこそ読むべき作品です。」

    「強烈な設定からの緩急が素晴らしく、序盤からすぐに引き込まれた。現実世界にリンクした内容をフィクションの中で鮮やかに描いている。次の展開が常に気になる作品。」

    「テロ組織から逃げ出した島崎と、彼を追う組織との攻防。ピリついた空気感の回もあれば、島崎の日常回は穏やかで彼の守りたい世界が描かれている緩急が素晴らしいです。」

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