選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞2025一次選考作品

『贋 まがいもの』黒川裕美

  • 「贋(まがいもの)でありながらも、作品に命を吹き込む主人公の描写は一見の価値あり。」

    「絵もキャラデザも好みで、日本画を齧った事のある身としては親近感もあり、贋作を作るための試行錯誤が読んでいて面白かったです。ただ勝手にこの作品のキモは、終始纏わりつく後ろめたさ(贋作を売って騙してお金を稼いでいる点)なのでは無いかと思っています。どんなに登場人物がキラキラと喜んで輝いていてもその罪の仄暗さが頭から離れない。その対比が返って新鮮で面白い。現時点で複数の不安要素が散りばめられているので、どう風呂敷を纏めるのか気になる作品です。」

    「売れない幽霊画家が贋作に手を出してしまう...その迫力の絵よ!オープニングの見開きの幽霊画に惹きつけられて、贋作を描き始めるシーンは思わず鳥肌立ちました。繊細でいて大胆な絵柄が世界観に引きづり込んでくれる。」

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