選考作品へのおすすめコメント
マンガ大賞

『大東京トイボックス』うめ

  • 「毎月続きが気になる作品です。ゲームを作りたいと言う情熱と才能。色々考えさせられる作品です。」

    「テレビゲーム世代の自分にとって、このマンガは思いっきりツボでした!ゲーム好きなクリエイターなら一度は目指した「ゲーム業界」。読んだら、必ず心が揺さぶられる「魂」がこもったマンガです!天川太陽の言葉「仕様を一部変更する」「魂は合っている」。ファミコン世代は必見!」

    「 大作で挫折し大手メーカーをドロップアウトしたゲームクリエイター。天才と、その才能にたいする様々な思惑と、そして現実。その構図は古典的かもしれないけれども、人間の「ものをつくる」という根源的な欲求にダイレクトに働きかけます。
    そしてそれだけの説得力を持つ作品。必読です。」

    「 何気に3回連続投票していたりするわけですが、今回が一番本気です。単なる隙間ジャンルマンガとして十分に面白かった前作からは予想もできない王道感!理想と現実の間で揺れ動く主人公の気持ちが現実の自分と妙にシンクロして肩入れしてしまっていたのは否めないのですが、4巻で語られる重い過去と現在の迷走でまた一段階評価があがりました。「何がおもしろいのか自分でわからなくなってんじゃねえのかな」と主人公が仲間に陰で言われているところが本当にドキッとしました。俺大丈夫かな、と。こういうのがおもしろいって言ってる自分が好きなだけじゃないの?なんて黒いしっぽはやした自分が(ベタなモチーフ...)言ってるような気がしたりなんかして。30才オーバー限定で一番人にすすめるマンガでもあります。たかだか30やそこらのくせにしたり顔で借り物のビジネス論をぶつ勘違いな大人気取りよりブレブレの迷いまくり悩みまくりの主人公に全力で共感してしまう34才でした。」

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